V・チャレンジリーグは1/12(土)開幕!

いよいよ1月12日(土)から、2007-2008 V・チャレンジリーグが開幕する。
V・チャレンジリーグには、今後のバレーボールの在り方を真剣に考え、練習環境や時間などの障壁を乗り越え、心のこもったプレーを魅せる個性的なチームが揃っている。

出場する10チームの見どころ、注目したい点などについてまとめる(ここのところ観ることが出来ていないチームもあるので書き切れていない点があり。観戦したタイミングで書く予定のレポートで補足したい)。なお、紹介順は2006-2007シーズンの順位。
是非、1人でも多くの方と、V・チャレンジリーグ観戦の楽しみを共有できればと思う。

FC東京

監督:金澤正明
主将:福田誉
前身は東京ガスバレーボール部。2003年4月より「FC東京バレーボールチーム」となる。選手は東京フットボールクラブ(FC東京の運営会社)、東京ガスやその関連企業に勤務し、通常業務後や土日などに練習を行なっている。昨秋練習を行なう体育館が新築された。

昨シーズンは終盤に大同特殊鋼に敗れたのみの15勝1敗で優勝したが、4月に行なわれたチャレンジマッチで、V・プレミアリーグ最下位の大分三好ヴァイセアドラーと熱戦の末2連敗し、V・プレミアリーグ昇格を逃した。
今シーズンは、サマーリーグで決勝リーグへ進出、つい最近行なわれた天皇杯ではセミファイナル2回戦でV・プレミアリーグ覇者のサントリーを破るなど、V・プレミアリーグ相手の試合でも、手応えをつかめる場面が多かった。
今シーズンの目標は、リーグを着実に戦いチャレンジマッチに進出し、昨シーズンの雪辱を果たす…つまりV・プレミアリーグ昇格である。

東京ヴェルディ

監督:山中禎一郎
主将:高橋洋史
東京教員チームを前身とするクラブ。現在は教員のみならず、様々な業態の選手が、それぞれの業務との両立を図りながら、情熱を持ってプレーしている。
練習においては専用の体育館を持たず、高校などの体育館を利用している。
なお、V・チャレンジリーグ期間を通じて独自のファンサービス企画を行なうなど、クラブが、応援するファン・サポーターを大切にしている様子が見て取れる。

昨シーズンは最終戦までもつれた2位争いを制しチャレンジマッチへ。緒戦、NECブルーロケッツをフルセットまで追い込んだが、結局2連敗となり、V・プレミアリーグへの昇格はならなかった。
出場メンバーについては、会場で販売されているプログラムにに載っていない場合が少なからずあり、今シーズンも蓋を開けてみないと状況がわからない。しかし、どんなメンバーであろうと、東京ヴェルディのバレーボールに対する熱意はコートの中から伝わってくるのだとたのしみにしている。

ジェイテクトSTINGS

監督:長井浩二
主将:吉田雄一
1958年、豊田工機バレーボール部として発足し、2006年1月1日に豊田工機が光洋精工と合併し社名がジェイテクトとなったタイミングで、現在のチーム名「ジェイテクトSTINGS」となった。また、2006-2007シーズン中に、元日本代表(バルセロナ五輪代表)の泉川正幸(現コーチ兼選手)が加入した。選手はそれぞれ通常業務と選手生活を両立させており、練習時間はそう長く取れない。

ここのところリーグでは着実に成績を上げてきており、昨シーズンはチーム史上最高の3位に食い込んだ。
今シーズンはサマーリーグで決勝リーグ(V・チャレンジリーグ勢からの進出はFC東京と2チーム)に進出するなど、今シーズンの目標は更に上位へ行き、チャレンジマッチに進出することである。
なお、内定選手として松原広輔(順天堂大)、黒木陸(早稲田大)、今シーズン限りの移籍選手として田中飛鳥(前堺ブレイザーズ)が登録された。新しい戦力がどのタイミングで起用されるかも注目したい。

つくばユナイテッドSun GAIA

監督:山口誠
主将:菊池孝一
2005年、任意団体「つくばユナイテッドVOLLEYBALL」が企画運営した大学生の大会「2005東西インカレバレーボール大学王座決定戦」内のイベントにて、Vリーグ昇格を目指して新しいチームを立ち上げる旨が発表された。2005-2006シーズンは、筑波大学の大学院生、現役大学生などを中心に地域リーグへ参戦し、東部リーグからプレーオフまで負け無しでV・チャレンジリーグへの昇格を決めた。
翌2006-2007シーズン中に運営組織はNPO法人として認可された。
トップチームとしての大会参戦のみならず、ジュニア・ジュニアユースなどの育成活動、クラブチームを対象としたバレーボール大会の開催、更には選手が試合や練習で使用するユニフォーム・スポーツウェア・タオルなどのスポーツグッズ企画・販売なども独自で展開している。

昨シーズンがV・チャレンジリーグ参戦元年だった。中盤に追い上げて、一時は2位争いにも参戦していたが、最終週のホームゲームで勝てず、4位でシーズンを終了した。昨シーズン所属していたメンバーのうち、三上圭治郎・丸山祥二(内定先のV・プレミアリーグチームへ入団)増村雅尚(学業専念のため)など多くがチームを離れ、更に夏場はチームで怪我人などが相次いだため、エントリーしていたサマーリーグ東部リーグへの出場が出来なくなり棄権した。唯一チームとして公式戦出場した天皇杯関東ブロックラウンドでは、ベンチ入りが8名。日体大に敗れて予選終了後、元サントリーで攻撃の柱となっていた西田靖宏が、学業専念のためチームを離れた。
今シーズン、天皇杯に出場した7人に加えて、筑波大学バレー部員および「インターン」として参加する宇都宮大学の大木貴之、国際武道大学の外山裕樹・小橋口祐嗣を含めたメンバーで、上位へ如何に食い込んでいくか。今シーズン初頭にデンマークから帰国し、このたび監督に就任した山口監督の采配にも期待したい。
つくばユナイテッド:阿部選手(左)浦田選手(右)阿部選手(左)・浦田選手(右)2007/01/13@大同特殊鋼体育館

富士通

監督:山本道彦
主将:勝田祥平
長らく地域リーグで活躍していたチームであったが、2005-2006シーズンの地域リーグで東部2位となり、進出したプレーオフでも2位。ちょうどV・チャレンジリーグのチーム数が8→10となるタイミングで、ついにV・チャレンジリーグへ昇格した。

V・チャレンジリーグ昇格1年目の2006-2007シーズンは5位で終了したが、スローガンとして掲げている「明るく・楽しく・そして強く」を具現化する、見る者が思わず顔をほころばせ、気持ちが良くなるバレーが強く印象に残った。
2007-2008シーズンを前に、6名の内定選手が発表された。比較的早くから登場する選手がいると予想される。どの選手がどのタイミングでどのように出場してくるか非常に楽しみである。

警視庁

監督:米山憲二(選手登録もあり)
主将:松本幸博
警視庁(東京都内管轄の警察)特科車両隊内で創部された。選手たちは現役の警察官でもあり、それゆえ練習時間は不規則となっている。富士通同様地域リーグで永く活躍していたチームであるが、ここのところV1リーグ→V・チャレンジリーグの中上位に定着している。

昨シーズンはベストメンバーが組めなかった状況もあり、最終結果は6位であった。今シーズンは昨シーズン怪我で出場機会が少なかった福田健太(196cm,前サントリー)が復帰し、更に東レから移籍した浜口知良(198cm)がレギュラーに定着し、V・チャレンジリーグ内で最も高いセンター線となった。更に、リベロに石川俊輔(東海大出身)が加入して安定感が増している。
戦い方次第では2007-2008V・チャレンジリーグの台風の目ともなりうる。地元開催の試合にしばしば登場する、ピーポくんのマスコットも楽しみである。

大同特殊鋼レッドスター

監督:東岡昇
主将:川合一滋
2002年にV1リーグへ昇格し、以後何度か下位との入替戦に進んだが、これまでV1リーグ→V・チャレンジリーグで続けて戦っている。
工場で交代勤務をおこなっている選手が多く、ホームゲームの場合は、試合後勤務などという状況もあったという。大同特殊鋼はハンドボールの強豪チームであり、体育館へ赴くと床はハンドボール仕様、入口の前にはハンドボール選手の写真が貼られていた。なお、2007-2008シーズン中に「レッドスター」という愛称がつけられた。

昨シーズンは4勝12敗で7位となったが、そのうちの1勝が優勝したFC東京からあげたもの。その後今シーズンに入っても「何かを起こす大同」というイメージは続き、サマーリーグ西部リーグでパナソニックパンサーズを破ったり、天皇杯セミファイナル1回戦で中央大学を破ったり、と、何かとインパクトが強い。
攻撃の中心は昨シーズン得点王の若山智昭(前TOYO TIRES)。また、センター線からの小気味良い速攻、粘り強いレシーブなど、見る者の心を動かすプレーは多い。

近畿クラブスフィーダ

監督:光山秀行
主将:川越裕康
2005年、TOYO TIRESの廃部後、関西でバレーボールの普及、振興を行なっていた「近畿クラブ」が、その後バレーボールを続けトップを目指す選手達の受け皿となり発足した。2005-2006シーズン「近畿クラブ」名でV1リーグへ参戦した。
現在は社会人選手と、近畿大学を中心とした大学生選手との混成にて活動している。

昨シーズンは8位となったが、地域リーグとの入替戦が無かったためV・チャレンジリーグへは残留した。今シーズンは更に順位を上げられるよう戦いが続く。
昨シーズンはユニフォームの広告に「こてっちゃん」などインパクトがあるものが確認できたが、今シーズンはどうだろう。
実は、昨シーズンこのチームの試合を一度も観ることが出来なかった。まずは今シーズンこそ、このチームを逃さず観たいものである。

トヨタ自動車

監督:近藤浩
主将:上道映人
戦前創部されたチーム。V1リーグ→V・チャレンジリーグでの最高順位は3位。ただし、近年は下位が続いている。
実際に自動車の製造に携わる選手が多く、練習は夜間・休日に行なわれるもののかなり不定期であるとのことである。

昨シーズンは1勝15敗で9位。10年以上チームを率いてきた平野前監督に代わって今年度から近藤監督が就任した。メンバーも昨シーズンからかなり入れ替わっている。
昨シーズンは、たまに個人選手に対する手書きの横断幕を見かけることがあった。さて今シーズンはどうだろう。

阪神デルフィーノ

監督:岩本正吾
主将:塩崎健一
2006年に「HVCデルフィーノ」として創設されたチーム。NTT西日本大阪チームで地域リーグを戦ってきた選手が主体ではあるが、現在の運営母体はNTTと関連はないNPO法人である。2006-2007シーズンは地域リーグに参戦し、西部リーグ、プレーオフともにきんでんに次ぐ2位となった。きんでんはV・チャレンジリーグ昇格の意志を持たず、HVCデルフィーノのみが今シーズンのV・チャレンジリーグ昇格となった。昇格承認後、チーム名を「阪神デルフィーノ」と改めた。
選手は、NTT西日本レグルス、NTT西日本大阪など、廃部・休止となった実業団チームに所属していた選手を中心とするが、元豊田合成で現在は静岡産大監督を務めている鈴木康晋、長らくフランスリーグで活躍し、大学卒業後初の日本国内チーム所属となる明名雄大(めいなゆうた)などにも密かに注目している。

阪神デルフィーノにとっては今シーズンがV・チャレンジリーグ初陣であり、戦っていくうちに課題も多々発生してくるものと思われるが、初陣らしく溌剌なプレーを観て、このチームが放つメッセージを楽しみにしていきたい。

5件のトラックバック

  1. Fuu さんからのコメント 2008/1/11 金曜日, 1:35:27

    チャレンジリーグっ…

    今日はチャレンジリーグの話をするぞ!と思ったら、その前に。
    FC東京、雑誌掲載情報★
    http://www.fctokyo.co.jp/home/index.phtml?cont=v_item&item=00373
    1月15日発売の『月刊バレーボール 2月号』に、

  2. ・゚・。・NAKED☆SMILE・゚・。・ さんからのコメント 2008/1/12 土曜日, 2:01:35

    チャレンジリーグの見所(のようなもの)その1…

    私も、VMSのチャレンジ展望に乗っかって、チーム紹介的に書いてみました。プレミアとはひと味もふた味も違う、チャレンジならではのバレーを、場所とお時間が合えば、会場に足を運び…

  3. ・゚・。・NAKED☆SMILE・゚・。・ さんからのコメント 2008/1/12 土曜日, 2:02:40

    チャレンジリーグの見所(のようなもの)その2…

    ジェイテクトSTINGS…前回は、最後まで2位争いに加わり、去年も試合を重ね、着実に成長してきているチーム。でも、あくまで明るく、楽しく、自然体。応援の声があればあるほど、勢い…

  4. ・゚・。・NAKED☆SMILE・゚・。・ さんからのコメント 2008/1/12 土曜日, 2:03:33

    チャレンジリーグの見所(のようなもの)その3…

    富士通…前回より参加。いつも、楽しそうにバレーボールをしている姿が印象的なチーム。
    司令塔野沢選手の引退で、松本選手と内定の北沢選手、2人のセッターのトスワークが鍵。去年…

  5. ・゚・。・NAKED☆SMILE・゚・。・ さんからのコメント 2008/1/12 土曜日, 7:28:13

    チャレンジリーグの見所(のようなもの)その4…

    なんとか、間に合いました(笑)もうひとつ間に合わせなくてはならないものがあり、更新遅くなっちゃいました。では、ラスト3チームです。

    近畿クラブスフィーダ…元TOYOTIRESの後…

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